CBL2017

これからの里山林業創造プロジェクト

従来型の木材生産を主とする林業は転換期にあります。現在、木質バイオマスなど低質材の需要増加に対応した大規模化が全国的な潮流となる一方、地域では森林資源の活用と環境保全のバランスを保った新たな林業の重要性が問われています。本プロジェクトでは、木材としての資産価値を測りながら森林所有者の保全管理意識を高める「山の棚おろし」の実習を通して、丹波地域における森林の持続的活用ついての考察を進めると共に、参加者全員で里山林業とも呼べる地域に根ざした新たな林業の形を創造していくことを目標とします!講座終了後、より深く林業を学びたい方には、里山スクールや木材コーディネーター養成講座が次なるステップとなります。

本セミナーで学べること

・地域の森林の現状と課題
・人と森林の関わりの変遷と今後の森林管理の担い手像
・「山の棚おろし(=森林資源の価値を算出し、山主と活用策を考える方法)」
・地域における木材流通

期間 : 2017年4月15日〜(終了いたしました)
回数 : 計8回

レポート

第1回2017/4/15(土) 10:40 - 12:10
キックオフガイダンス
プログラムの概要説明、各プロジェクトの紹介、 篠山の地域課題や資源についての紹介を行います。
第2回2017/4/24(月) 19:40 – 21:10
地域の森林を学ぶ
まずは森の現状と課題を知りましょう。また、現在の篠山市の取り組みと全国の動向についても学んでいきます。
第3回2017/5/8(月) 19:40 – 21:10
誰が森を守るのか?
林業事業体の業務内容と、市民参加で全国に広がる「森の健康診断」「木の駅プロジェクト」について学び、今後の林業には何が必要かを探っていきます。
第4回2017/5/22(月) 19:40 – 21:10
木材の流通を知る
これまでの木材流通のしくみと新たな取り組みを学びます。特に地域木材流通のしくみを学び、森林資源の持続的利用の可能性について考えます。
第5回2017/6/4(日) 10:00 – 15:00
森林を調べよう!
木材としての資産価値を測りながら森林所有者の保全管理意識を高める「山の棚おろし」、通称ヤマタナを実施します。篠山市内の現場で森林や木の目利き体験と森林所有者への意向調査を行います。
第6回2017/6/19(月) 19:40 – 21:10
森に値段をつけよう!
地域の森林は宝の山です。ヤマタナで算出した森林資源の市場価値を元に、新たな木材流通を探るワークショップを実施します。
第7回2017/12/16(土) 13:10 - 14:10
里山林業を創造しよう!
自分が地域の森林資源に対していまできることは何か?これからの地域に必要な森の仕事とは?みんなで考えましょう。里山林業家に向けての第一歩を踏み出そう。
第8回2018/1/8(月) 10:40 - 12:10
プラン発表会
各プロジェクトの学びの共有、受講生の今後の展望についての意見交換を行います。

講師紹介

講師

能口秀一 (のぐち しゅういち)

有限会社ウッズ 代表取締役/木材コーディネーター 林業技士/NPO法人サウンドウッズ 副代表理事/NPO法人丹波グリーンパートナー 代表理事/京都府立林業大学校 客員教授
担当:これからの里山林業創造プロジェクト →プロフィール

NEWS

2024.3.30 SAT
2024年度10期生のエントリーは終了いたしました。
たくさんのご応募ありがとうございました!