セミナー

地域の成り立ちと構造(空間と歴史)

農村には,地域独自の生活や歴史・文化、自然の摂理に基づいた土地利用や景観があります。地域での活動は、そうした歴史的・空間的な理解の上に、新しいものを加えるという視点が大事です。ここでは、まず前半に近世の村がどのように生まれ、展開してきたのか、また、そうしたなかで今残る歴史遺産がどのような状況にあるのかについて解説します。後半では、丹波地域を事例に、地域の景観を土地利用から紐解くことによって、時間をかけて形成し継承されてきた空間秩序の仕組みを理解し、地域理解の要点を学びます。

本コースのゴール

• 村社会の成り立ちと地方自治制の展開
• 地域の空間特性の読み解き方
• 歴史文化遺産と景観の保全活用の方向性

期間 : 2018年11月~2019年1月
定員 : 20名
回数 : 計6回

プログラム

第1回11/19(月)19:40 - 21:10 江戸時代に生まれた村社会―その特質をさぐるー
第2回11/26(月)19:40 - 21:10 近代日本の地方自治と町村合併
第3回12/ 3(月)19:40 - 21:10 丹波の地勢と集落の空間構成-竹田川流域(市島、船城、黒井城下)他-
第4回12/17(月)19:40 - 21:10 まち場の景観-加古川流域(成松、柏原城下、本郷・稲継他)-
第5回 1/14(月)19:40 - 21:10 篠山の景観-篠山盆地(吹・篠山城下他)、街道村(八上、福住他)-
第6回 1/28(月)19:40 - 21:10 景観を継承するために-景観計画と土地利用、市民の役割-

講師紹介

奧村弘 (おくむらひろし)

神戸大学大学院人文学研究科 教授 →プロフィール

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2024.3.30 SAT
2024年度10期生のエントリーは終了いたしました。
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